万城目(まんじょーめ)あきらのブログ

今、羽ばたこうとする若者に向けて、仕事・学習・学校など日々の生活に役立つ情報を発信するブログ。万城目の実体験や暗殺教室のころせんせーの教え等

学生のあなたは絶対手を出してはいけないブラックアルバイト。雀荘のアルバイト

この業界で働いている者の間では、もはや常識なのですが・・・

 

 

雀荘のアルバイトは基本どこもブラックアルバイトです。

 

 

大学生になって友達やサークルの先輩から教わって、麻雀を覚える人も多いと思います。そして、麻雀に関心を持ち 麻雀のお店のアルバイトに興味が湧いたり、実際にやってみようかなと思い立つ人もいるかと思いますが…

 

しかし、そんな人へ私から一つアドバイスさせていただけるなら

 

「普通の学生さんは、雀荘アルバイトは絶対やめたほうがいい」

 

ということです。

 

 

 

私は以前、地元の雀荘で社員スタッフとして数年間、勤務していました。その経験に基づきまして 雀荘アルバイトの実態と雀荘アルバイトの良いところ悪いところを解説しいきます。

 

 

 

 

雀荘の店員の仕事ってどんな仕事

雀荘の店員の仕事は大きく二つに分けられます。

 

 まず一つ目は お客さんが麻雀気持ちよく打てる環境を作ること

店内の掃除やお客さんドリンクやフードの配膳 使い終わった麻雀道具の片づけや準備といった仕事があります。

 

もう一つが、実際にお客さんと麻雀を打つことです。

一番メインな仕事です。

麻雀は四人いないとできないゲームですが、雀荘に行けば、たとえ一人で行ったとしても、お店側が他のお客さんや店のスタッフで人数を調整していつでも麻雀が打てるようしてくれます。その人数合わせ麻雀を打つのが雀荘の店員の仕事の一つです。

雀荘の中には卓を貸すだけの貸卓専用のお店もありますが、絶対数が少なく求人も少ないので、このブログではフリー雀荘を前提に話を進めます)

 

 

雀荘バイトがブラックな理由  

 

①給料が安い

 ゲーム代金が格安に設定されている

雀荘のゲーム代金は1ゲーム(30分)だいたい500円くらいです。これは確か法令で上限が決められていて、だいたいどこでもこれくらいの値段です。

 

お店の規模にもよりますが、お客さんは平均して店内に5人くらいです。

お店のスタッフはだいたいのところが4人か5人で回しています、人数合わせの店員が必要な分、通常の店舗よりも多めに人を雇わないといけません。

 

勘の鋭い人は気づいたかもしれませんが、このシステムで利益を出すにはかなり経費を抑えないといけません。当然そこで働くアルバイトスタッフさんにはそんなに高い給料は払えません。最低賃金ギリギリという店舗がほとんどだと思います

 

店員からもゲーム代が徴収される

これは知らない人にとっては驚きかもしれませんが、ほとんどの雀荘でこのシステムをとっています。人数合わせのために麻雀を打ってる店員からもゲーム代が徴収されます(お店によって多少割引されるところもあります)。

 

その分を差し引いて時給を換算すると実質時給は一時間当たりあたり300円~600円くらいになります。

 

 

②賭け麻雀をしている。

雀荘に行ったことがある人にとっては当たり前の話ですが、ほとんどのお店で賭け麻雀が行われています。最近ではノーレート(お金を賭けない)のお店も少し見かけますがそれでも全体の10%未満だと思います。

賭け麻雀はもちろん違法行為です。ただし、賭ける金額が一定の範囲内なら取り締まられることはかなり稀です。ただそんなことより重要なのが、賭け麻雀による勝ち負けも店員の自己負担になるということです。負ければその分給料から天引きされますし、逆に勝てば上乗せされます。8時間働いて今日は給料マイナスでしたと言うことも、結構ざらにあります。

 

 

下の写真は私が勤めいていたお店の月トータルの従業員の(ゲーム代+勝ち負け)の一覧です。

ゲーム代も含まれているので、だいたいマイナスの数字なりますが。長い時間働く人は月に20万円以上マイナスになることもあります。

単位は100円。これにゲーム代割引分と時給×勤務時間が翌月支払われる給料となります。

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最初はたいてい勝てない 

麻雀は運の要素が大きいゲームですが、長い目で見るとやはり上手な人(確率計算や期待値計算が上手な人)が勝ちます。雀荘で麻雀を打つ人というのは本当に麻雀が好きで好きでたまらない人ばかりで、麻雀の確率や期待値の計算をずっと考え続けてきた人ばかりです。

なので、麻雀を覚えてまだ日が浅く、経験値が少ない新人アルバイターは十中八九負けます。もちろん経験を重ねるにつれて勝率は徐々に高まりますが、生半可な気持ちではこれに耐えられないと思います。

 

 

③お客さんの人間レベルが低い傾向がある。

これはあくまで傾向なのですが、やはり麻雀にのめりこむような人の中には人間としてのレベルが低い人(社会的常識を欠いていたり、自分勝手だったり、相手への思いやりが乏しい人)がの割合が通常より高いと僕は感じました。雀荘の店員の仕事はあくまで接客業です。メンタルのあまり強くない人はそういう人と当たった時結構つらい思いをするのではないかと思います。

 

 

麻雀バイトはこんな人におススメ

 

麻雀が好きで好きでたまらない人

雀荘の店員というのは、見方を変えれば仕事中に麻雀が打てるわけです。本当に麻雀が好きでいつでもどこでも麻雀の事を考えている。って人にとってこのバイトはまさに打ってつけの仕事です。麻雀とずっと接しながらそれでいて時給が発生するわけですから、麻雀を心からお面白いって感じる人はやってみていいと思います。

 

麻雀の腕を磨きたい人

麻雀を上達するのに雀荘ほど適した場所はないと思います。雀荘にいる人、中でも店員はホントに麻雀のレベルが高くプロに匹敵するくらいの実力を持つ人もざらにいます。そんなところで働けば麻雀の実力は嫌でも身に付きます。そこいらの一般人なんて相手にならないくらいには強くなれます。

 

麻雀仲間が欲しい人

雀荘には麻雀が大好きな人がたくさん集まります。一緒に麻雀の話をしたり、同世代の麻雀仲間が欲しいというひとは、雀荘でバイトすれば簡単にそのコミュニティーをゲットできます。

 

 

要は、麻雀が大好きな人でないと雀荘バイトは務まりませんというお話です。

今、雀荘で働いてみようか迷っているあなた、

 

あなたは本当に麻雀が好きですか?

麻雀の役くらいは全部頭にはいってますか?

ピンフドラ1をツモったら何点のアガリになるか正確に言えますか?

どれか一つでも“NO”なら論外!!

 

そんな世界です。ちょっと人より麻雀好きかも、、、

とか

もしかしたら私麻雀向いてるかも

くらいの気持ちならやめておいたほうがいいです。

 

最後に、

雀荘の仕事はとても奥が深いです。なんせ接客しつつも麻雀の上ではお客さんを全力でたたき潰しに行かないわけですから、そこらのサービス業に比べて、雀荘の仕事はとてもレベルが高い。生半可な人に務まるものではありません。

 

また、雀荘の店員さんの仕事は、麻雀を通してお客さんに喜びやドキドキ感ときには悔しさも体験させて楽しんでもらうという素晴らしい仕事です。今、その仕事をしっかりこなせている人は胸を張ってください。わたしはこの仕事は大好きでした