万城目(まんじょーめ)あきらのブログ

今、羽ばたこうとする若者に向けて、仕事・学習・学校など日々の生活に役立つ情報を発信するブログ。万城目の実体験や暗殺教室のころせんせーの教え等

最新の勉強法!確実に覚えられる暗記の三つのコツ

最新の勉強法!確実に覚えられる暗記の3つのコツ

 

 

どれだけ勉強してもなかなか頭に入らない

 

この前覚えたところのはずなのにもう忘れていて勉強する気を失くした

 

周りの人はみんな覚えてるのに私だけが忘れている

 

「ああ 私って頭悪いかも…」と考えて落ち込んだり諦めている人いませんか

 

 

それは決してあなたの頭が悪いからでも、記憶力が人より乏しいからではありません!!

 

ただ単に記憶の作り方を知らないからです

 

 

そもそも、記憶するとは一体どういうことか、説明できますか。記憶を形成するためには一体何をすればいいか知っていますか。

このブログでは最新の脳科学のデータに基づいて、誰でもできる記憶のコツを3つ紹介します。

 

 

 

記憶のコツは3つあります。

 

  1. 反復(復習)
  2. 想起(思い出す)
  3. 睡眠

 

 

ではこれらを一つ一つ見ていきましょう。

 

 

 

でもその前に記憶に関する基礎知識について少しふれておきます。

 

 

記憶のメカニズム

人間の記憶には二種類あります。短期記憶と長期記憶です。それぞれ次のような特徴があります。

 

短期記憶 容量が小さい 情報が壊れやすい  海馬に保存される すぐ形成できる

 

 

 

長期記憶 容量が大きい 長持ちする  大脳皮質に保存される  形成に時間がかかる

 

例えば 掛け算の九九や鎌倉幕府ができた年号なんかは 最後に習ったのがかなり前でもほとんどの人が記憶していると思います。こんな風に長時間ずっと正確に頭に入れられている情報が長期記憶というわけです。

 

短期記憶は容量が小さくすぐ限界が来てしまいます。また短期記憶の情報はすごくもろいので時間がたつとすぐ壊れてしまいます。一方で長期記憶は容量が大きく一度長期記憶にしてしまえば、長いあいだ忘れずに覚えていられます。つまり短期記憶にあった情報をどれだけ効率よく長期記憶に移すことが出来るかが暗記のコツとなるわけです。

 

しかし 残念ながら長期記憶は一朝一夕で形成されるものではありません。長い時間と労力が必要となるということをまず理解しましょう。

 

最初はほとんどの情報は短期記憶として保存されます。短期記憶はそのまま放置しておいたらすぐに壊れて思い出せなくなってしまいます。短期記憶を長期記憶に移すにはその情報に何度も触れる必要があります。それを繰り返すことによって短期記憶は徐々に長期記憶に置き換わっていくわけです。

 

これはすごく大変な作業になるわけですが、今から紹介する三つの暗記のコツを使えば通常よりも遥かに効率よく長期記憶を形成することができます

 

第一のコツ 反復(復習)

 

長期記憶を形成するためにはその情報に繰り返し触れる必要があります。

最新の研究でその反復(復習)のタイミングを適切に行うことによって効率よくその情報を長期記憶にすることが出来ることが分かっています。

 

そのタイミングは

 

 

その情報に初めて触れた日から 2日後7日後16日後35日後62日後の順番で繰り返し反復すると効率よく長期記憶にいれることができるそうです。

 

勉強日記(カレンダーをつけましょう)

何をいつ最初に学んで その2日後と7日後と16日後と35日後と62日後をおぼえておくなんていうのはそれこそ至難です。なので試験勉強や資格試験のため何かを覚えたいと思ったときは 手帳や日記やカレンダーに何をいつ最初に学んのかと その2日後7日後16日後35日後62日後をしっかり忘れないようにスケジューリングしておきましょう。

 

例えば 日本の歴代首相の名前を覚えたかったら まず最初に勉強した日を記します。仮に4月1日に勉強したなら 4月3日に「歴代首相一回目」 4月8日に「歴代首相二回目」 4月17日に「歴代首相三回目」 5月6日に「歴代首相四回目」 6月2日に「歴代首相五回目」という具合に反復のタイミングをスケジューリングします。少し面倒に思えますが結果的にはこれが一番少ない時間で覚える方法なのです。ただ日にちは多少前後しても大丈夫です。

 

第二のコツ 想起(そらで思い出す) 

 

一般的に人が情報を獲得する場合、その方法は「読む」「聞く」「見る」のどれかだと思います。

ただし、その情報をしっかり覚えておこうと思ったなら「読む」「聞く」「見る」の行為だけで終わらせてはかなり不十分です。記憶の形成する過程において一番効率的な行為それは、その情報を「頭から引き出すこと」です。一度頭に入れた情報を 少し時間をあけて思い出したり、書きだしたりすることによって効率よく記憶を形成することができます。

 

なので、本などで情報を長く頭の中にとどめておきたいと思ったら、一度本を閉じてその本のどこに何が書いてあったか思い返しましょう。授業の内容を覚えておきたいと思ったなら、授業が終わった後、数分ほど目を閉じて今日の授業内容を思い返してみましょう。それをやるのとやらないのとでは記憶の残り方が圧倒的に違います。

 

 

第三のコツ 睡眠

 

脳が一番活発に働いているのは、 勉強しているときでも、運動している時でもありません。実は眠っている時なのです

 

眠っているとき身体は何もしていないように見えて、脳は活発に情報の整理してくれています。新しい情報と古い情報を結び付けたり いらない情報を消去したり、壊れやすい情報を補強したり、記憶の形成も主に眠っている時に行われてるといわれています。

 

眠る前に勉強したことが、眠ったことによって理解が深まっているみたいなこともあります。また、眠る直前に学習した内容は記憶として残りやすいそうです。

 

つまり記憶の形成に睡眠は不可欠なのです。

 

昔はよく「気合い入れて睡眠時間を削って勉強しろっ」っていう人がいましたが、あれは完全に間違いです。

 

睡眠は勉強には不可欠な要素なので一日6時間は眠るようにしましょう。睡眠時間がそれより短くなっている人は要注意です。勉強や記憶の形成という観点からするとパフォーマンスが落ちている危険性があります。

 

 

最後に、人間は基本的に忘れていく生き物です。なので一度学んだことを忘れていても、落ちこんだり、自己嫌悪する必要はありません。むしろ覚えていたらラッキーくらいに思っておきましょう。

おなじ「分からない」でも「前は覚えていたのに分からない」と「一度も勉強してないから分からない」とでは大きな違いがあります。忘れていることの気づけたら「やったーこれでようやく一つ賢くなった」と思えるようになりましょう、それが勉強ができる人の思考回路です。